未婚で40代後半を迎えてるのは、私だけではなく本当に沢山の同世代の方がいます。
もちろん結婚して家庭を持ってる同世代の男女友人も沢山いますし、未婚、既婚に限らずみんな一生懸命に人生を今まで生きてきていると思います。
自分自身が未婚でいる人生を認めているはずなのに、未婚なことで親兄弟から気を遣かわれるのが苦しかったり、同世代の家族連れを外で見かけては感傷に浸ったり、知らず知らずに自分を責めてる時もあります。
未婚である自分自身を責めるのは一旦置いて、自分が未婚である今の時代や状況を心を整えながら考えてみたいと思います。
整心ポイント(時代背景、時間の余裕)
正規社員になれず収入が安定しなかった結婚適齢期
1990年代後半、就職氷河期と呼ばれた時代に社会人となった私も含めた同世代は、企業から正規雇用になる道を断たれ、やむなく派遣雇用で働き始めました。
当時は経団連の方針で正規雇用から非正規雇用への移行の促進が発表され、多くの若者が派遣雇用で働かざるを得ない時代で、正規雇用から非正規雇用へと社会のシステムが大きく変わり始めた頃でした。
派遣という働き方では昇給もなく生活費を稼ぐだけで精一杯だった為、恋愛や結婚を考える余裕など無く、結婚という人生の節目を経験することなく、結婚適齢期は過ぎていった世代でした。
未婚であった分、時間には余裕が持てた人生
低収入で長時間働く人生だったからこそ、20代は合コンなど出会いの場にはほとんど参加できず、同世代がどんどん結婚していく横で焦りを感じながら生活していたのは自分だけではないと思います。
ただ若い時代に恋愛・結婚していく同世代に比べると、独りでいる時間が長い分、沢山のことを見て考えながら、考察しながら生きてくることが出来た人生だったと思います。
時間には余裕が持てた分、人脈を沢山作れた人生
未婚独身でこの10年ぐらいは仕事以外の時間に余裕はあったので、同窓会の幹事を長年引き受けたり、親友達を招いて飲み会を定期的に企画したりできたのは未婚だったからだと思います。
同世代のよく会う親友も独身ばかりです。みんな自ら独身を選んだというよりは時代に翻弄されて気付けば未婚で今を迎えてるのではないかと思います。
同じ時代を生き抜いてきた親友達の為に飲み会などの憩いの場を提供できたのは独身だったからだと思っています。
ゆるしポイント(人と比較する人生ではなく自分らしい人生を歩む)
恋愛、結婚、子育て、家庭を持つなど、沢山実現出来ないことはありましたが、出来なかったからこそ、自分にしかできない役割を果たせた人生でもありました。
同世代の人と同じように結婚、子育てを出来ていたとしても、その中でも他人の家庭と比較すれば劣等感や優越感は発生すると思います。
要するに他人軸は理解しながらも自分軸で生きていくという心の整え方が、これからの人生でもとても重要であると感じています。
ゆるすことは、発想の転換によって心を整えていくことです。
あなたは今日、何をゆるしましたか?