私自身もそうですが「気づけば未婚のまま50代に近づいていた」…そんなアラフィフ世代は少なくありません。
就職氷河期、平成大不況、親世代との価値観のズレ…。
さまざまな社会背景の中で、アラフィフ世代で未婚であることを悩んでる方もいらっしゃるかと思います。
今回はそんなアラフィフ世代の未婚という現実を、少し違った角度から見つめ直して心を整えていきます。
整心ポイント(時代の犠牲となったアラフィフ未婚世代)
就職氷河期という社会的ハンデキャップ
1990年代後半から2000年代初頭に社会に出たアラフィフ世代は、まさに「就職氷河期」の直撃を受けた世代です。
正社員になれず、非正規雇用でキャリアを積まざるを得なかった人も多く、生活の安定は後回しにされてきました。
安定した収入が見込めなければ、結婚も躊躇せざるを得ませんでした。
結婚対象不在という“時代の被害者”
同世代の女性たちにとっても、結婚したくても「相手がいなかった」という現実があります。
社会的な不安定さが男性側にあったため「安心して一緒に歩める存在」が見つけられずにいた女性も多いのです。
この問題は個人の責任ではなく、社会構造の犠牲になったとも言えるのです。
親世代とのギャップが生んだ結婚への壁
団塊世代の親たちは「結婚して一人前」という価値観で生きてきました。
しかし、その経済環境は今とはまったく違います。アラフィフ世代は、親世代のような経済力を得られず、比較され続けることに疲弊し「どうせ無理」と結婚を諦める思考に陥りがちでした。
これは責められるべきことではありません。
ゆるしポイント(結婚できなかったのではなく、困難な時代を生き抜いた結果)
未婚のアラフィフ世代は、結婚を「出来なかった」のではなく、社会的背景や経済状況が「させなかった」部分がかなり大きかったとも言えます。
それでも親にも認められなくても、なんとか希望を捨てずに人生を生きてきただけでも本当に頑張ってきたのではないでしょうか。
自分や同世代を責めるのではなく、よく頑張ってきたとまずは認めて褒めてあげましょう。
ゆるすことは、発想の転換によって心を整えていくことです。
あなたは今日、何をゆるしましたか?