ネットやテレビで、女優、俳優、インフルエンサー、YouTuberを日々目にする度に、男性は画面の中の美男子に、女性は美女に対してコンプレックスを感じるのは当たり前のことです。
そうしたメディアに出演する有名人に憧れや劣等感を感じながらの毎日です。
自分自身の外見に自己評価が厳しくなってしまう前に心を整えて考えてみましょう。
整心ポイント(美意識は情報学習、時代により変化)
美男子美女の条件は、人には生まれる前から備わってはいません
そもそも人はどういう外見のタイプの人が好きなのか、生まれながらにDNAに刷り込まれているものではありません。
では女の子が思春期になって、好きなクラスの男の子や男性芸能人で誰が好きなのかはどうやって決まるのでしょうか。
それは、その娘の生きてきた経験上の情報で決まっているのです。
言い換えると、テレビやネットでよく出演している芸能人を見て「こういう外見の人が流行っているんだ」と学習するので、その条件の男性に魅力を持つ、という仕組みです。
世界各国で男性女性への美意識は違う
日本では「美女の象徴」はスラっと細い体型の女性かもしれませんが、南米のある国では女性は細い体型というだけで美人の条件から外れてしまう国もあります。
つまり、美男子、美女の条件は各国によって微妙に違うものであり、世界共通の価値観ではないということです。
ではどうして美男美女のタイプが各国で違うのでしょうか。
それはテレビやネットなどで各国メディアが注目させるタイプが違うからです。
違う理由は文化的、政治的様々な理由が考えられますが違いがあるのは明らかです。
日本の美意識は第二次大戦後、大きく変わった
第二次大戦後、日本には欧米文化が急速に発展し、それと共に美意識も大きく変化しました。
その理由は様々ですが、日本人は欧米文化に憧れを抱き、美男美女のタイプも欧米化していったからです。
第二次大戦前までは日本人の好みの顔やスタイルは現代とは違ったものでした。
つまり外見のタイプは、いつの時代もマスメディアの情報によって創造されたものであると言えるのではないでしょうか。
ゆるしポイント 外見の価値観は絶対的なものではない
男性もそうですが、特に女性の方で、美意識が高くダイエットや美容など自分磨きに日々努力してる方は勿論素敵なことです。
でも冷静に考えてみると、自分を磨く方向性は、マスコミによって情報提供されている方向性と言い換えることもできます。
外見の目標があることは当然素晴らしいことですが、もしも自分の理想や目標に到達出来なくて落ち込むことやストレスを感じて葛藤がある時は、外見を磨くこととはどういうことなのかを再度認識してみましょう。
そうすると、外見だけでなく内面から出る美しさにも気付くことが出来るのかもしれません。
ゆるすことは、発想の転換によって心を整えていくことです。
あなたは今日、何をゆるしましたか?